日常的に使う家の部材などは、どうしても使っていくうちに傷が付いてしまったり、汚れが落ちにくくなってしまうものです。
浴室や浴槽もその一つではないでしょうか?
どれだけ気を遣って使っていても、毎日使うお風呂であり、疲れを取りたい場所で傷付けたり汚さないように細心の注意を払うというのは、現実的ではありません。
また、予期しない傷や汚れだけでなく、小さな子どもが不用意に傷付けたり汚してしまうということもあるでしょう。
そのようなときにガラスコーティングという方法があることを知っていますか?
浴室を新しくしたり、浴槽にガラスコーティングすることで、傷をつけにくくしたり、汚れを目立たなくすることができます。
今回は、浴室のガラスコーティングについて詳しくお話したいと思います。
浴室にガラスコーティングするときには
では、どのようなときに浴室をガラスコーティングすると良いのでしょうか。
浴室をガラスコーティングするときは、そもそも入居する前に、傷が付きにくくしたり、汚れを目立たなくするために施す人もいます。
しかし、すでに傷がついてしまった場合でも、ガラスコーティングをすることができます。
あまりにも大きな傷である場合や、大きな範囲のひどい汚れである場合には難しい場合もありますが、傷を付けにくく、また傷を目立たなくする目的で浴室にガラスコーティングを施す人もいます。
新しくするより費用も時間もかからない
浴室をガラスコーティングすることのメリットは、浴槽そのものを丸ごと入れ替えるより、手軽に済むことや、費用を抑えられることです。
リフォームなどの手段で、浴槽そのものを丸ごと入れ替える場合には、どうしても3日から5日程度の時間が必要です。
しかし、ガラスコーティングの場合では、浴室の状態や大きさによって異なりますが、最大でも3日程度で済む場合がほとんどです。
また、浴槽を新しくする場合には、最低でも約50万円以上の費用が必要になります。
しかし、ガラスコーティングの場合では、浴室を施工する場合で約10万円から20万円程度である場合が多いです。
浴室のガラスコーティングでは、短い時間で、費用を抑えて、きれいな浴室を手に入れることができることが最大のメリットでしょう。
ガラスコーティングのメリットとデメリット
ここからは、ガラスコーティング全体のメリットとデメリットについて、詳しく紹介したいと思います。
ガラスコーティングは、浴室だけに限らず、フローリングなどに施すこともできます。
また住宅だけに使われるものではなく、車に施す場合もあります。車に施す場合も同じように、傷を防いだり目立たなくする目的や、汚れを目立たなくする目的である場合が多いです。
さらに、ガラスコーティングを施していれば、汚れたとしても、汚れを落としやすい特徴があり、落ちなくなるようなひどい汚れになる前にきれいにすることができます。
また、汚れが少ない状態を保つこともできるのです。
メリット
浴室をコーティングすることで傷や汚れがつきにくく、手入れが簡単になることは先述した通りです。
しかし、浴室をコーティングすることのメリットは傷や汚れに対してだけではありません。
また浴室をコーティングする方法は、ガラスコーティングだけではありません。
樹脂を使ったコーティングでは、費用が多くかかる場合もあります。
しかし、ガラスコーティングの場合では、フッ素系やシリコン系のコーティングに比べると、無機物であることからカビが発生することがありません。
家の中で浴室はカビが発生しやすい場所の一つでもありますから、コーティングをすることでカビを防げることは大きなメリットの一つでしょう。
デメリット
では、浴室にガラスコーティングを施すことはメリットばかりなのでしょうか。
実は浴室のガラスコーティングには、デメリットもあります。
コーティングとは言っても、ガラスであることは変わらないので、水あかが付いてしまうことがデメリットと言えるでしょう。
さらに、ガラスコーティングの効果が持続するのは5年程度と言われており、これを超えた場合にはコーティングをやり直したり、メンテナンスをする必要があります。
ほかにも浴室にガラスコーティングをしたいと思っても、浴室や浴槽の状態によっては、ガラスコーティングには適さない場合もあります。
ガラスコーティングをすることで、どのようなデメリットが発生するのかをよく知って、浴室のガラスコーティングのメリットを最大限活かせるようにしましょう。
迷ったら専門の業者に相談しよう
浴室の傷や汚れが目立ってきたり、傷や汚れを防ぐために、ガラスコーティングをしたいと迷ったときには、まず専門家に相談しましょう。
業者に相談して、浴室や浴槽の状態を知ることで、より良い形で浴室にガラスコーティングを取り入れることができます。
浴室のガラスコーティングは、自分でやることも可能です。
しかし、技術や労力を必要とすることはいうまでもありません。
また、自分でうまくできなかった場合には、結局業者に依頼することになり、きれいな浴室を手に入れるまで倍の時間がかかってしまう場合があります。
確かに自分でガラスコーティングを施せば、費用を抑えることはできるかもしれません。しかしその分、手間と労力がかかってしまうのです。
業者に依頼するときには
業者に依頼するときには、ガラスコーティングのメリットとデメリットについてきちんと説明を受けることが大切です。
ガラスコーティングを施すことで、傷や汚れが目立たなくなり、傷や汚れが付きにくくなります。さらに、汚れが付いたとしても手入れがしやすくメリットばかりのように思うかもしれません。
もちろん、メリットの多いガラスコーティングですが、費用がかかることは確かであり、コーティング材が安定するまでに注意しなければならないこともあります。
このため、ガラスコーティングについて丁寧な説明をしてくれる業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
ここまで、浴室にガラスコーティングを施すことのメリットやデメリットなどについて、詳しくお話しました。
浴室にガラスコーティングを施すことで、浴室や浴槽の傷や汚れが付きにくくなったり、目立たなくなるだけではなく、お手入れが手軽になったり、カビが起きる心配がないというメリットがあります。
浴室をガラスコーティングするときには、自分で行うことも可能です。
しかし、専門の業者に依頼することできれいに仕上がることはいうまでもありません。
浴室や浴槽の状態などを相談し、どのようなガラスコーティングが可能であるかを聞きましょう。
専門の技術を持っている業者に依頼することがおすすめです。